Archive for February 28th, 2011

世界の結婚観

世界で最も離婚率の高い国はベルギーで、70%。 2位は66%のエストニア、3位は61%のチェコ。 日本は26位とそれほど高くはありません。 ベルギーはカトリックの国でもともと離婚率は低かったのですが、女性の社会進出や2007年の法改正に伴う離婚手続きの簡易化により、ここ数年で離婚が急激に増えたのだそうです。結婚している人のうち7割が離婚しているのを目の当たりにすると、結婚に疑問を持つのも当然で、実際に結婚しない若者が増えてきています。また、結婚前に財産分与などの結婚誓約書を交わし、離婚時にもめないように先手を打つカップルもいるようです。愛があるうちに取り分を決めておくのは、万が一の時の争いを避けるためにとても有効な方法だと思います。離婚、再婚しても元パートナーとお互いに行き来をする場合が多く、複雑な家族構成をわかりやすく説明する子供用絵本もあるようです。 オーストラリアやニュージーランドではデファクトという「事実婚」を、意味する言葉があるのですが、一年以上一緒に生活していることを証明できれば、結婚しているのと同様の扱いを受けます。以前私が仕事で面接したニュージーランドの女性は経歴書に「デファクト」と書いていました。日本人で経歴書に既婚、未婚、家族構成を書く人はいるかもしれないが、「事実婚」「内縁」などを記する人はまずいないでしょう。彼女が入社してしばらくしてからこの件について話してみたところ、「結婚してもデファクトでも実生活では何も変わらないからあえて結婚する必要はない。結婚する理由をあげるとしたら伝統業行事として」とのこと。 知り合いのドイツ人女性は、結婚というシステムに対して反対であったが、パートナーの日本人男性との間に子どもが生まれ、籍をいれないことによって生じる不都合が多かったため、入籍せざるを得なかったとのこと。 日本では、結婚を「節目」「けじめ」と結びつける考えがまだまだ強く、それは婚姻関係への誠実さや責任感という点で良い方向に働いていると思います。同棲を続け結婚に踏み切れなかったカップルは、戸籍の問題などから子供が出来たタイミングで結婚する場合も多いです。離婚後再婚となった場合、前のパートナーとの付き合いは良くも悪くも途絶えてしまい、子供が迷惑を被ることは少なくありません。他国では現実的でより合理的なスタイルが既に習慣化されていて、その良い部分を日本の社会も許容できたらいいなと思います。

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